TOEICって何なの?
TOEICとはTest of English for International Communicationの頭文字であり、アメリカの非営利テスト開発機関ETS(Education Testing Service)が主催する英語のコミュニケーション能力を測るための試験です。
TOEICのことを「トーイック」と言う人と「トイック」と言う人に分かれますが、読み方としては「トーイック」の方が主流です。
ちなみにTOEICの試験会場で流れる音声でも「トーイック」と言っているので、「トーイック」が正解でしょう。
現在、TOEICは世界150カ国で実施されていて、世界共通の英語力の証明の役割を果たしています。
日本では多くの人が就職や転職、昇進時の自己の英語力の証明のためにTOEICを受験しています。
TOEICには厳密に言えば以下の3つの種類のテストがあります。
これはTOEICテストの入門編とでも言うと分かりやすいかもしれません。
私たちが普段「TOEIC」と言っているTOEICテスト(後述)よりもレベルが低くなります。
英語習得の第一歩として実力測定などに利用できます。
現在、年間の開催スケジュールは4回となっていて年間10回開催されるTOEICテストよりも受験のチャンスは少ないです。
私たちが普段「TOEIC」と言っている試験のことです。
就職や転職の際に英語力の証明として扱われるのはこのTOEICの点数です。
試験で直接問われるスキルはリスニングとリーディングのみです。
しかしながら、リスニングとリーディングのみの試験で、スピーキングとライティングの能力もある程度測定できるということになっています。
※私はこれには大きな疑問を感じています。
TOEICテストで問われるのはリスニングとリーディングのみですが、このTOEIC SWテストではスピーキングとライティングの能力も直接問われることになります。
Sはspeaking、Wはwritingの頭文字です。
総合的に英語力が問われるため難易度は高くなりますが、取得した点数は極めて自分の真の英語力に近いものになると言えます。
スケジュールは年間24回です。
TOEIC SWテストのスコアを就職や転職の際に企業側としては判断材料にするのがもっとも正確性が高いと感じますが、TOEICテストよりも企業内での試験実施が難しいことや受験者がもともと少ないことが原因であまり広まっていないのが現実です。
川崎重工などの大手企業が採用時の英語力の指標として用いていますが、なかなかこれに続く企業はありません。
【まとめ】
TOEICを受けるならTOEIC Bridgeテストでもなく、TOEIC SWテストでもなく、間違いなくTOEIC Listening & readeing テストです。
ハッキリ言ってTOEIC Listening & readeing テストの点数でしか就職や転職時など実力の評価はされません。
これは圧倒的にTOEICテスト Listening & readeing テストの受験者が多いので仕方のないことです。
そのため、TOEICと言えばTOEIC Listening & readeing テストだと覚えておきましょう。
ということで、年間スケジュールや試験の開催場所、受験料などの Listening & readeing テストの試験情報を見て行きましょう。