残念ながら一生TOEICと付き合うことになりそうです
就職や転職、企業に入ってからもTOEICを勉強しろという風潮が今はありますが、私は今後もこの風潮が続いていくと思っています。
実際に、TOEICから逃れられない人は年々増えていると感じます。
会社に勤めて給料をもらおうと考えている以上、TOEICから逃れられない人がほとんどではないでしょうか。
企業側も「推奨」という曖昧な言葉を使いながら半ばTOEICを「強制」しているものです。
「当社ではTOEIC730点以上の取得を推奨しています」と言われれば、おそらく730点未満の人は課長になれない、高い評価を得られないなどの害が生じてくることでしょう。
「推奨」という言葉を使いながらこれでは「強制」のようなものです。
なぜ企業はここまでして私たちにTOEICを押し付けてくるのでしょうか。
最たる理由は英語力の必要性です。
数年前では、日本の製品は性能がいい、壊れないという理由で日本製というだけで海外で売れました。
こちらから営業をしなくても、相手側が日本語を話して日本の企業と取引をしていた過去が想像できます。
しかし、現在では世界各国の技術が高まり、性能的には大差がなく、むしろ価格の面で日本の製品は負けてしまっています。
そのため、日本人が英語を話して世界の国々に売り込む必要が出てきました。
これは企業が英語が必要になった理由の一例ですが、明らかに仕事を通じて海外を避けて通れなくなっています。
この事態に対応すべく英語は必須となり、TOEICを推奨しているのでしょう。
また、日本人ならではの習性も理由の1つではないでしょうか。
日本人は人の行いを真似る傾向がとても強い人種だと感じます。
協調性というか同調性というか、人と合わせた行動に安心感を覚える人種だと実際に言われています。
「よそがやっているのだからうちもやろう」、こんな発想からとりあえず社員にはTOEICを受けさせておけという企業があることは否定できないはずです。
他社に負けずと企業ブランドを高めたいというか、教育に力を入れている感じを出したいだけの会社もあるのではないでしょうか。
「◯◯社が入社の条件にTOEIC730点以上を設けるようになった」という話があれば、これはニュースでもインターネットでも取り上げられ、多くの企業に影響を与えます。
そして真似するかのごとく、「A社が730点ならうちは800点でいこう」なんて感じでTOEICはおろか、英語すらまったく分からない年老いた役員連中が会議で決めているような感じがしてなりません。
年老いた役員連中というのは今さら自分がTOEICを受けるわけではないのでまさに他人事。
推奨とする点数は高ければ高いほどいいという感じです。
なんとも適当な会社の方針決定だと呆れてしまうものです。
ちなみに私が勤めている会社でもTOEICは700点以上ないと係長にはなれないのですが、創業者の後を継いだ現在の二代目社長のTOEICの点数は一切公表されてはいません。
こんな状況で社員にTOEICの点数を取れと言うのがおかしなことに感じます。
海外からの影響力、企業の適当な方針決定。
TOEICを受けろという風潮は今後ますます裾野が広がっていくことでしょう。
現在は他人ごとでもいずれは自分のことになってしまう。
今あなたの前でTOEICとは無関係だと笑みを浮かべている人は数年後ものすごい苦労をすることになるかもしれません。
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